糖尿病性包茎で悩んでいます

私のプロフィール

仙台在住の38歳、独身。

会社員、営業職。

3年前に健康診断で、糖尿病であることが分かりました。

暫く内科に通院しましたが、次第に足が遠のき、症状もなかったので放置していました。

1年前から、包茎が悪化し、包皮炎を繰り返すようになってしまいました。

薬局で塗り薬を買って塗っていましたが、症状は改善しません。

包茎の状態は悪化していきました。

糖尿病性包茎で悩み、治療した経過について体験を報告したいと思います。

糖尿病性包茎を発症するまでの経過

高校時代の私

高校では、体格の良さを買われ柔道部に入部。

柔道に励んでいました。

部活をやっている間は、体を動かしていたことから、マッチョ体型で、筋肉が自慢でした。

朝練、学校の授業、午後練、睡眠と、規則正しい生活を送っていました。

大学時代に生活習慣が乱れる

地元仙台の大学に進みました。

大学では、運動部には所属せず。

緩やかな学生生活を送りました。

合コンやサークルなどには、積極的に参加し、楽しい学生性時代でした。

試験前に一夜漬けで徹夜、友達と徹夜で麻雀など、生活リズムは崩れていきました

運動はしていなかったので、自慢の筋肉は衰え、徐々に脂肪に変わっていきました。

しかし、持ち前の明るく気にしない性格から、ダイエットをする気にはなれませんでした。

生活習慣を改めようという気にもなれませんでした。

就職後は生活習慣が崩れる

楽しい大学生活を送った後、仙台の会社に就職し、営業職に就きました。

営業と言えば会社の花形。

夜は接待なども多く、生活は不規則です。

しかし、明るいキャラから営業成績は良好。

元々飲み会が大好きだったので、楽しく仕事をすることが出来ました。

そんな生活が10年以上続きました。

これまで、健康には自信がありましたが、35歳を過ぎて、会社の検診で糖尿病の疑いありという結果が出ました。

内科に行き検査したところ、さほど重症ではないということでした。

暫く通院しましたが、次第に通院しなくなり、ついにはまた元の生活に戻ってしまいました。

包茎が悪化し、包皮炎を繰り返すようになる

包皮炎が治らない

その後、しばらくして包茎が悪化し、包皮炎を、繰り返し併発するようになりました。

これまでも、包皮炎になることがあり、すぐに治っていたので、深くは考えませんでした。

数日すると治るただの炎症だろう、いつものことだと、市販の軟膏を塗り様子をみていました。

お気楽な考えでした。

しかし今回の包皮炎は違いました。

排尿の際に傷に沁みるようになり、包皮が硬くなり、勃起すると、切れて細かな裂傷が生じました、

さらに裂傷が広がり出血も伴い、治ることなく炎症を繰り返しました。

次第に痛みは増していきました。

出来るだけ、負担をかけないよう、慎重に、慎重に生活をおくるようになっていきました。

さらに炎症が続き、下着に擦れるだけでもヒリヒリとするため、仕事中も陰茎のポディションを直しに、トイレに行くこともありました。

この煩わしい生活に限界を感じ、泌尿器科に相談することにしました。

近くの泌尿器科に相談する

包茎が悪化し、包皮炎が続いていることを、近くの泌尿器科へ相談すると、軟膏を処方されました。

繰り返す包皮炎の裏には糖尿病が隠れている場合があるということで、検査もしてもらいました。

尿糖が出ていることが分かり、糖尿病性の包皮炎と診断されました。

早めに内科を受診することを、勧められました。

ここでやっと、自分の症状が、糖尿病と関連することが分かりました。

糖尿病を治療しようと思いました。

前に行った内科は、なんとなくバツが悪いので、違う内科を受診しました。

内科で尿や血液の検査を行い、糖尿病が悪化していることが分かりました。

暫くの間、薬を飲んでくださいと言われ、2週間に1回、通院することになりました。

泌尿器科で包皮炎の軟膏を処方され、内科では血糖抑える薬をもらいました。

糖尿病と包皮炎との長い付き合いが始まりました。

包皮炎は軟膏を塗ると多少落ちつくこともありましたが、暫くするとまた、裂傷を繰り返し、なかなか治りません。

包茎の方も、徐々に剝けなくなってきています。

完治するのか?

先が見えません。

気持ちだけが焦る日々。

通院に掛かる時間に疲弊してきていました。

糖尿病について調べました

糖尿病の分類

糖尿病には、1型と2型の二つのタイプがあります。

1型糖尿病は、膵臓の細胞が何らかの理由で破壊されてしまい、インスリンをつくる機能がない、またはほとんどない状態で、インスリンの注射をしなければいけない糖尿病です。

子供に多いタイプです。

2型糖尿病はインスリンの分泌量が少なかったり、有効に働かなかったりして血糖が下がらずに、高血糖が続いてしまう糖尿病です。

遺伝的要素、生活習慣によるもの、過食、運動不足、肥満、ストレス、加齢などが要因となり発症します。

2型糖尿病は生活習慣病とも言われます。

2型は、将に私に当てはまります。

糖尿病の症状

初期の糖尿病には、自覚症状は殆どありません。

しかし、高血糖状態が長く続くと次第に症状が現れます。

のどが渇いて、水分を多く取るようになる。

尿の回数や量が増える。

空腹感が強くなる。

体重が急に減り、疲れやすくなる。

手がしびれたり、皮膚がかゆくなったりする。

目が霞んでものが見えにくくなる。最悪の場合、失明することもある。

少しの傷でも化膿しやすく、治りにくくなる。

こんな人は糖尿病のおそれがあります 。

糖尿病は、尿検査や血液検査により診断できます。

血液検査でHbA1c値が6.5以上の方は注意が必要です。

また、糖尿病の恐ろしさは、その合併症にあります。

合併症として、代表的なものに神経障害、網膜症、腎症があります。

これらは、3大合併症と言われています。

それ以外にも脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、感染症などがあります。

調べれば調べる程、恐ろしい病気の糖尿病です。

私は、まだそこまで症状は強くありませんが、注意が必要です。

ちゃんと治療しよう。

今度は放置しないと、心に決めました。

糖尿病性包茎手術を考える

包茎手術を考える

糖尿病は治療しているのに、なかなか血糖のコントロールは上手くいきませんでした。

また包茎の状態も、改善しませんでした。

包皮は硬くなり、ほとんど剥けなくなっていました。

日常生活では、包皮を無理に剥かない、汚れた手で陰茎を触らない、包皮をつねに清潔に保つ、などを心がけていました。

入浴時に包皮をぬるま湯で軽く洗い、恥垢がたまらないようにしていました。

一度失った包皮の柔軟性が戻らずに、悪化を繰り返している場合には、包茎手術するしかないのかも。

糖尿病性包茎に対する包茎手術

包茎手術が必要かもと、思うようになり、最初は通っていた泌尿器科の先生に相談しました。

しかし「うちではやっていない。」と、あっさり断られてしまいました

そのため、包茎手術を引き受けてくれるクリニックを自分で検索することになりました。

仙台に、包茎手術を専門に行っているクリニックは多数見つかり電話してみました。

しかし、電話の時点で、糖尿病と告げると、「他を探してください。」と断られました。

糖尿病の人は血液がドロドロになっているため傷の治りが遅いそうです。

確かに、私も少しのケガでも治りが遅い。

しかも糖尿病は免疫力が低下するため、細菌などに皮膚が弱く、感染を起こしてしまう可能性があるそうです。

包皮の亀裂は弱った包皮が原因の場合が多く、まずは血糖をコントロールしてくださいと説明されました。

自分でも節制に勤めているつもりですが、数値は厳しい現実を突きつけます。

はたして、糖尿病性包茎を治せるのでしょうか。

仙台中央クリニックで糖尿病性包茎手術を行う

仙台中央クリニックが糖尿病性包茎の手術を引き受けている

インターネットで検索を何度もやり直してみました。

検索ワードを変えて検索してみました。

そうすると、仙台中央クリニックが、難易度の高い包茎手術を引き受けていて、糖尿病性包茎も手術していることが分かりました。

しかし、聞いたことがないクリニックです。

広告費を制限しているので、知名度が低いクリニックのようです。

口コミをチェックしてみました。

糖尿病性包茎で、ここのクリニックで手術した人の口コミを見つけました。

自分と同じような症状が治っていることが分かりました。

結構良さそうなクリニックです。

電話したところ、男性カウンセラーさんが丁寧に対応してくれました。

「ほとんどの場合で、手術をお引き受けしています。」

期待が持てる返答を頂きました。

これで、包皮の痛みから解放されるかと思うと、一安心です。

仙台中央クリニックへ行ってみる

仙台中央クリニックは、仙台駅前のビルに入っているクリニックです。

JTBビルにあり、包茎手術を受けるために来た人とは知られる心配はありません。

一応、誰か知り合いに見られてないかキョロキョロしながら中へ。

予約していたので、クリニックの中に入ると、スムーズに受付が出来ました。

診察に先立ち、糖尿病の発症時期や、今までの治療や経緯を男性スタッフに伝えました。

いよいよ先生の診察です。

陰部を宣誓に診察してもらい、包茎が酷くなり、剝けなくなったこと、おしっこが沁みることなどをお話ししました。

恥ずかしかったですが、そんな私を察してくれたのか先生は慣れた手つきで診察し、的確に説明してくれました。

亀裂は広がり、剥けにくくなった包皮に血糖値の高さ、不安要素だらけ。

他院では、断られた経緯もあったため、なんとか手術をしたいと、お願いしたところ、何とか手術を引き受けてもらうことが出来ました。

「当日でも手術できます。」と言われました。

善は急げ。

何度も来院するのは大変なので、当日に手術を受けることにしました。

仙台中央クリニックで包茎手術を受ける

いよいよ手術です。

すぐに手術をしたいと決めた割には、ビビッてしまい、痛くないだろうか、すぐ終わるんだろうか、我慢できるんだろうか、など心配しました。

痛みには、それなりに付き合ってきました。

高校時代柔道をやっていて、怪我が多かったので、病院のお世話になることもありました。

亀裂が酷い時には、かなり激しい痛みがあり、夜中に眠れなくなったこともありました。

しかし、やはり手術と言うと、別物です。

手術といえば、さらに痛いものだと思いこんでいました。

先生から「麻酔の注射をしますからね。」チクリと何回か感じただけで比較的余裕でした。

手術自体は痛みを感じることは、ありませんでした。

「無事に手術は終わりましたよ、お疲れ様でした。」先生の一言に、「あれ、もう、終わった。」のと言う感じでした。

先生曰く、手術は時間を掛ければ良いというものでは、ありません。

手術に時間が掛かれば、患部の負担や出血を増加させ、術後の経過が悪くなります。

私のような糖尿病持ちの包茎手術は、できるだけ手術を正確に早く行うことが求められます。

手術のスピードが早い医師は、優れた技術を有しているという事なんだと思います。

ドラマなどの名医も手術スピードが異常に早く適切な処置をすることからも分かります。

こちらの先生は包茎の名医なんだ!

そんなふうに納得しました。